冬のゴルフを楽しむ(ラウンド編)

 毎日寒い日が続いています。ゴルフへのモチベーションも下がりっぱなしですね。寒くなるとボールも飛ばなくなります。ゴルフ場の芝も枯れてまだら模様になっていますし、地面がむき出しのベアグランドで50~100ヤード以内のアプローチはダフリ、トップなどめちゃめちゃ難しくなります。そんなこんなでスコアは期待できないし、「冬のゴルフって面白くない」って思っちゃいます。ま、そうは言っても、私なんぞはどんなに寒さが厳しかろうが、雪でコースがクローズしない限りはラウンドしたいと思っています。私と同じような皆さんにどうやったら冬のゴルフを楽しめるか?考えてみたいと思います。

⇒楽しむポイント

・完全な防寒対策と念入りなストレッチ

冬のゴルフは別物と割り切りましょう

・ボールは上げるより低く転がそう

1.完全な防寒対策と念入りなストレッチ

防寒対策として、今は、ストレッチ性に優れ、汗を素早く吸収、外部へ発散し、身体を常にドライに保つ機能性の高いインナーを着て、身体の動きを鈍くする分厚い上着はやめましょう。帽子もキャップでなく、ニット帽が最適。寒さで手の感覚がなくなるので、ミトンの用意や、ネックウオーマーも有効な対策です。

体感気温が下がると、身体の動きが極端に悪くなります。冬ゴルフは、ラウンド当日の朝、布団から出ることが難しいですが、いつもより30分は早起きして自宅で入念に準備運動をしましょう。手足首、肩甲骨周りのストレッチ。大きく上体を回し、前屈運動をしっかりします。時間があれば朝風呂に入って身体を温めるのもいいでしょう。

2.冬のゴルフは別物と割り切りましょう

寒さで身体の動きが悪くなり、ボールは飛ばない。フェアウエイが凍っていて転がって距離が出る場合もありますが(笑)。グリーン周りからのアプローチは56、58、60度などロフトの寝たウエッジを使うとダフリ、トップの連発。午前中はグリーンがコチコチに凍っているので、50~100ヤード以内のアプローチはボールを上げたら、弾んでグリーンオーバー。グリーンも霜でボールの転がりが悪く、霜が溶けてくるとグリーンの速さがかなり変わります。ゴルフをする上で一番大事な「感覚」が狂うので、スコアは悪くて当たり前と考えてラウンドしましょう。

3.ボールは上げるより低く転がそう

冬ゴルフは、フカフカの芝の上からティーアップ状態で打つのと状況がまったく違います。ほぼベアグラウンドから打つと考えて、アイアンなら打ち込まずにレベルに打つ。ハーフトップOKのショットが意外にも良い結果をもたらします。ティーショットは向かい風なら、力まずにスイングリズムだけを考えてしっかりフィニッシュをとりましょう。追い風でもレベルスイングを心がけてランで飛距離を稼ぎましょう。ライが悪い場合、アイアンを使わずにソールの広いユーティリティーのハーフショットも有効です。グリーン周りのアプローチもウエッジは封印して、パターやユーティリティーを多用しましょう。また、柔らかいボールを使ってみるのも手です。冬はボールが硬くなるのでソフトなボールに変えてみましょう。

気温が下がれば下がるほど身体が起きてくるまで時間がかかります。念入りな準備が必要ですね。道具(クラブ・ボール)も気温の変化に影響を受けます。常温15℃を基準に±10℃の温度差でキャリー±5%の増減があるそうです。真夏と真冬の気温差20℃以上でキャリー10%の差がでます。これだと同じコースでもセカンド以降の狙いどころ、クラブ選択も変わってきますよね。

冬場は芝生が薄く地面も硬いため、全体的にベアグラウンドに近い状態になっています。とくにバウンスが効いたモデルやソール幅が広いやさしいクラブを普段使っている方は、過剰に地面に跳ね過ぎて、やさしいクラブのはずがかえって難しくなってしまいます。冬はどうしても体の可動域も減ります。寒さもあって血行が悪くなり手先の感覚も鈍くなります。するとクラブの重みを感じづらくなってきます。とくに影響が出るのが、長さがあって軽いドライバーです。なのでドライバーのシャフトを、普段使っているのと同じモデルで少し重め・柔らかめのものに替えて、クラブの挙動を感じやすくするのは冬ゴルフ対策になりますね。

どうでしょうか?冬ゴルフは「スコアは気にしない」という割り切りと、万全な防寒対策など準備が大切です。また冷風や凍ったフェアウエイ、グリーンも「冬ゴルフを楽しむ」という季節に合ったラウンドを楽しみたいですね。

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